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須坂市は明治から昭和にかけて生糸の町として栄えた。江戸時代から須坂藩ご用達の呉服商であった牧家は、明治に入り山一製糸を興した。製糸業の発展とともに事業は広がり、3代目牧新七が明治20年代に建てた屋敷は、当時の大規模町家を代表するもので、現在、同市の有形文化財に指定されている。
道路拡張のため一部取り壊しの話が出たこともあるが、平成7年8月に母屋、土蔵、上店を生かし、日本画家岡信孝氏のコレクションを展示する美術館として残されることとなった。
屋敷はほとんどが当時のまま残されている。母屋1階は特に豪華で、手作りの味わいのある縁側のガラス戸、広い間取りの座敷に豊富に使われたケヤキ、書院の意匠など一つひとつが贅沢な凝った造りで、当時の豪商の生活をかいま見ることができる。母屋2階は、大正から昭和の庶民の日常着であった着物が常設展示されている。海外のデザインが取り込まれた色鮮やかな着物180点ほどを収蔵している。
土蔵の1階は日本の古い生活用品など、2階は韓国最後の王朝、李朝の古民芸が常設展示されている。上店の2階は、図録等を見ながらゆっくりとくつろげるスペースになっている。また、天井の梁は太い見事なもの。
このほか、オリジナルのテレホンカード、着物柄のスカーフ、キーホルダー、ポストカードなどお土産品もある。
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