|
オーストリアのレルヒ少佐が明治44年、新潟県高田で本格的スキー術を教えたのが、日本のスキーの始まりといわれる。野沢温泉にスキーが入ってきたのは、翌45年。この歴史あるスキーのふるさとに、日本のスキー発祥から現在までの貴重な資料を一堂に集めた博物館として、昭和51年に開館した。
日本のスキー幕開けの功労者・長岡外史氏の二男で、レルヒ少佐からスキー技術を学んだ坂部護郎さん(明治30年〜昭和47年)が、昭和40年にスキーコレクションを同村に寄贈したことがきっかけで、野沢温泉村と市川村の合併20周年記念事業の一環として竣工した。スキー客、温泉街の観光客らを中心に、年間約9,000人が訪れている。
「日本のスキー史」コーナーは、歴史的流れを6つのパートに分け、その時代を代表するスキー用具や資料、写真パネル、年表で紹介。初期の一本杖のスキーも間近に見ることができる。
特に注目されるのは、昭和5年に来日し、日本に本格的なアールベルグスキー術を伝えた、オーストリアのハンネス・シュナイダーの紹介。シュナイダーは野沢温泉スキー場にも訪れ、弾丸のような滑降を披露したことで知られるが、当時の愛用スキー、竹製の杖、スキー靴などが展示されている。
施設は、スキー場の日影ゲレンデ内にあり、2階が入り口。このフロアーには、日本のスキー史、シュナイダーのコーナーをはじめ、姉妹村サン・アントン記念室、オーストリア、中国、モンゴルなどのスキー資料展示。長野冬季オリンピック、パラリンピックのビデオ上映も行っている。
1階は、雪国の民具展示室、コレクションルーム。
|