《中山晋平記念館》

 「カチューシャの唄」「肩たたき」「東京音頭」など、流行歌から童謡、新民謡と呼ばれる新しいジャンルまで、およそ3千曲を作曲したといわれる中山晋平は、下高井郡新野村(現・中野市新野)に生まれ、北信五岳の山並みと、のびやかな田園風景が広がる北信州に、18歳で上京するまで過ごした。

 この記念館は、「日本のフォスター」とも呼ばれる晋平の生誕100年を記念し、生家に隣接して建設されたもので、昭和62年7月に開館、現在までに約6万人の来館がある。

 館内には晋平の偉業を伝えるさまざまな資料があり、第1展示室は、晋平の生涯や島村抱月、西條八十、野口雨情らとの交流などをパネルで紹介。第2展示室は、直筆の楽譜や生前愛用していた遺品、竹久夢二の装丁による出版楽譜などがあり、両展示室合わせて400点余りが常時、展示されている。

 野外には、晋平メロディーが流れるカリヨンのアーチや晋平の像、「生誕の地」の碑、「しゃぼん玉」「中野小唄」「背くらべ」の音響装置などがあり、晋平生家までのレンガの道のりを、楽しく演出している。 第1展示室では、晋平の生涯と作品を紹介するビデオが上映されるほか、晋平が中野尋常小学校で使用していたオルガンや、ピアノの伴奏付きで、来館者に歌を歌ってもらおうという企画もあり、女性グループからは特に人気が高い。第2展示室にはリスニングコーナーがあり、レーザーディスクで音楽と映像を楽しむことができる。

 同館と生家の間にある休憩所では、お茶を飲みながらくつろげる。地元、切り絵の会のメンバーが作ったオリジナル絵ハガキなど、お土産もある。

〈入館案内〉

  • 開館時間…午前9時半〜午後4時(12月〜2月)/午前9時〜午後5時(3月〜11月)
  • 入館料…一般300円、高校生150円(中学生以下無料)
  • 休館日…12月〜3月の毎週月曜日(祝祭日は開館)、12月29日 〜1月3日
  • 問い合わせ…中山晋平記念館
     中野市新野76
     TEL0269・22・7050