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潤いのある町づくりのために、住民が集える文化の拠点をと、小布施町が建設したミュージアムで、平成4年10月に開館した。日本画家・中島千波の作品を展示する常設館、企画展示室、屋台蔵があり、県外からの来館者も多く、年間7〜8万人が訪れている。
常設館は「中島千波の全てが分かる展示」を目標に、院展出品の150号の大作、桜の屏風をはじめ、日本画、スケッチ、挿し絵など、収蔵する約500点の作品を、2〜3カ月ごとに入れ替えて展示。
企画展示室では、現在活躍する郷土ゆかりの作家、作品などを紹介する特別展を定期的に開催。別棟の2つの屋台蔵には、町内に7台ある祭り屋台のうち、中町、伊勢町、横町、福原、六川の5台を展示している。北斎館で展示する2台と同時期の、江戸後期から明治初期に造られた2階建ての屋台で、当時の繁栄と住民の心意気を見ることができる。
花壇づくりや監視などのボランティアをする地元住民の「ミュージアム友の会」も組織され、交流の場となっている。館長は市村明久さん。 ティールームでは、地元のオブセ牛乳、100%リンゴジュースも味わえる。2階には約300冊の「仕掛け絵本」や美術書をそろえる図書コーナーがあり、子供たちに人気を集めている。
中島千波デザインのTシャツ、トレーナー、ネクタイや各種ポストカードなど、ここでしか手に入らないミュージアムグッズもそろっている。
開館から学芸員を務める原真知子さんは「年に数回は展示内容を替えています。何度も来ていただくことで、好きな作品に出合えると思うので、美術は難しいと決め付けないで気軽に来てほしい」と話していた。
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