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日本列島の中央高地にあり、古くから東日本と西日本、太平洋側と日本海側の多様な文化が交流、独自の風土と文化を形づくってきた長野県。その歴史を、貴重な資料を通じて紹介する県立歴史館は、平成6年11月3日に開館、年間7〜8万人の入館がある。学校の教育活動で訪れる県内の小中高校生には無料開放されており、遠足で多くの子供たちが見学している。
「信濃の風土と人びとのくらし」をテーマとした、2階の常設展示は、原始、古代、中世、近世、近現代の5時代に分けて歴史資料を紹介。説明をさけ、歴史を“体感”してもらうことを第1とした展示で、過去へタイムトラベルしたかのようだ。
実物大に環境復原された、竪穴住居や高床建物のある「縄文のムラ」、寺庵と町屋が並ぶ「鎌倉時代の善光寺門前」、三水村にあった家屋を移築した「江戸時代前期の中農農家」、松代六工社をモデルとした「近代の製糸工場」。見るだけでなく、家の内部に入って腰を下ろし、生活用具に触れて、その時代の暮らしの様子が実感できる。
また、重要文化財や長野県宝をはじめ、多くの貴重な資料を収蔵し、入れ替えをしながら展示したり、年3回の企画展で紹介している。
1階には「考古資料部門」の遺物収蔵庫、保存処理室や修復室、「文献史料部門」の古文書書庫、行政文書書庫などがあり閲覧できる。歴史館セミナーや講演会が開かれる238席の講堂、2階に図書室、野外展示もある。 秋季企画展として、10月2日〜11月11日まで「文人墨客がつどう〜19世紀北信濃の文芸ネットワーク」が開かれ、中野市・山田顕五さん宅の資料などが展示される。
館内には、同館発行の書籍や記念品を販売するショップ。古代紫米を使った「古代風おにぎり弁当」が人気の喫茶「科野の里」。長野県人権啓発センターがある。
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