|
開館20周年を迎えた「長野市立博物館」は、川中島古戦場の八幡原史跡公園に隣接。年間2万6000人の来館があり、自然科学・人文科学の両面から長野盆地の歴史、生活を広い視野で紹介する施設として親しまれている。常設展示のほかに年2回の特別展や収蔵展を開催している。
1階展示室には、長野盆地の模型と発掘された化石、善光寺地震に関する資料を展示。土器や石器などの出土品、復元竪穴住居や石室古墳、ジオラマを見て生活と文化の歴史が学べる。
2階では重要文化財の「銅造観音菩薩立像」を11月4日まで公開。善光寺とその信仰、戦国時代から現代までを資料でつづり、米作りの1年や町の暮らし、村人の祈りなど民俗的な歴史も分かる。戸隠村から移築した立派なかやぶき屋根の家は、江戸時代の名主の母屋で、室内に入ることもできる。
プラネタリウムの投影日は土日祝日で、家族連れや学生が多く訪れる。コンサートや演劇の上演にも活用されている。
民俗や歴史に触れる講演会や講座も多数あり、利用者の交流の場にもなっている。「過去の資料などを広く紹介し、歴史を未来へのメッセージとして人々に伝える場所が博物館。訪れた人の心に10のうち何か1つでも残してもらえたら」と山口学芸係長は話す。
|