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飯綱山の東すそ野に広がる牟礼村は、豊かな自然の中で太古の昔から人々の営みと、文化の創造があった。この風土に育まれた歴史文化を学ぶ「ふれあいの広場」として、平成10年4月に開設された村立博物館。
眺望のよい高台にある3階建ての施設で、屋上には350ミリ反射望遠鏡を備えた天体観測室があり、3階展望室の大窓からは、飯綱山をはじめ北信五岳が間近に見える。
2階は、原始から現代までの歴史が学べる常設展示室で、小学校の社会科教科書に掲載されている丸山遺跡の「尖底土器」をはじめ、村内発掘の土器、戦国時代の矢筒城、リンゴ栽培の歴史などを知ることができる。また、牟礼ならではの創造起点という意味がこめられた多目的室「創起庵」(そうきあん)では、美術展など年に数回の特別展が開かれている。
牟礼は北国街道の宿場町として栄えた村。江戸と金沢の中間地点にあたり、百万石の加賀藩参勤交代ルートとして、また佐渡から江戸へ運ばれる金の輸送路として重要な役割を果たした。1階では幕末の「牟礼宿」の街並みを再現したジオラマシアター「ある日の牟礼宿」や、牟礼宿で使用された生活用具も展示している。
天文協力員の指導で星空が楽しめる「観望会」は、冬場を除いて毎月開かれ、村内外を問わず参加は無料。「村内には宿場の面影を残す場所もあります。気軽に来館してほしい」と、学芸員の小山丈夫さん。
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