《斑尾絵本美術館》

 斑尾山は「兔追いしかの山」と歌われる、文部省唱歌「故郷」の舞台。この素晴らしい自然に魅了され、森の中に大好きな絵本とふれあえるスペースを作りたいと、長野市出身の高澤富士子さんが平成7年2月に開設、今年5周年を迎えた。

 開館当初は、ウサギを主人公とした作品で知られるアメリカの絵本作家「フラヴィア・ウィドゥン」の原画を常設展示していたが、その後、欧米の絵本作家の原画を中心とした企画展を、毎年3〜4回開いている。家族連れやカップル、女性グループの来館が多い。

 緑に包まれたペンション風の建物で、1階と2階にある展示室は、木の香り漂うメルヘンの世界。印刷された絵本では分からない、色合いや質感など、1枚の絵画として原画が楽しめる。来館者には「りんごジュース」か「野いちごの香りの紅茶」サービスがあり、作品鑑賞とともに、ゆっくり自由な時間を過ごしたい。

 ウサギの「ミッフィー」で有名なディック・ブルーナ作品展を、個人美術館で開いたのは、国内で同館が初めて。今春はミッフィー誕生45周年と合わせて、3回目のブルーナ展が開かれ、人気を集めた。

 絵本の原画に限らず、クラフト作家の作品も展示していきたいという。「友達の別荘へ遊びに行く感覚で、ドライブがてら気軽に訪ねてほしい。のんびりした時間を楽しんで」と、2児の母でもある高澤さん。

<入館案内>

  • 開館時間:午前9時30分〜午後6時
  • 入館料:700円(飲み物サービス付き)幼児は無料
  • 休館日:火曜日(祭日の場合は開館、翌平日休)
    ※ただしGW,8月は無休
    展示入替えの臨時休館もあり。冬期間の営業についてはお問い合わせを。
  • 問い合わせ
    斑尾高原絵本美術館
    (住所)飯山市斑尾高原11492−224
    TEL0269-64-2807