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長野市出身で版画家、彫刻家、陶芸家、芥川賞作家、映画監督など多彩な顔を持つ故池田満寿夫の作品を集めた美術館として、1997年4月に開館した。白壁を用いた外壁、瓦を使った屋根、松代城の遺構を生かした庭園など、真田十万石の城下町松代を感じさせる外観が印象的だ。
2階建ての館内は、2つの展示室、大レリーフ・コラージュ「天女乱舞」があるラウンジ、制作風景が映像で見られるAVコーナーに分かれている。作品は初期から晩年まで順を追って展示。併せて、63年の波乱の生涯を150点の記録写真と解説で紹介し、作品観賞の一助となっている。
1階展示室は、60年代の作者初期の版画作品、無名時代から制作していた「池田豆本」などを展示している。小さな物で約4センチ四方の豆本は、銅版画や木版画で描かれ、丁寧で個性的な遊び心いっぱいの作品。本を壊さずに、デジタル・プリント技術(ピエゾグラフ)を使い復刻した。
2階展示室には同館開館に向けて制作し、はからずとも遺作となった、レリーフシリーズ「美貌の青空」12点と、土埃っぽい質感と、複雑な形の組み合わせの陶彫シリーズ「土の迷宮」10点が目を引く。
館内のミュージアムショップには、作品がプリントされた衣料品、バッグなどが並ぶ。また、併設されている竹風堂松代店では、食事と喫茶が楽しめる。
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