《飯山市伝統産業会館/飯山市美術館》

 飯山市の伝統産業会館が全面改装され、1階部分を展示室として平成9年5月に開館した。同市初の美術館で、年間約1万人が訪れている。

 常設展示は、日本美術院の同人評議員で、日本を代表する画家の1人、長谷川青澄画伯(83・飯山市出身で東大阪市在住)の院展出品作品を中心に、郷土ゆかりの作家たちの作品を集めている。

 長谷川画伯の日本画は、初期のものから最近作まで、院展出品作品の大半を網羅した充実したコレクション。F150号の大作15点を含めて、画伯から寄贈された約50点を入れ替えて展示している。

 また、同市出身の宮澤鉄夫さんの日本画、佐藤武造さんの水彩画と漆絵、岡登貞治さんの油絵ほか、ふるさとの気候、風土を原点とした、心なごむ作品にも出会える。

 春と秋には企画展を開催。今春は「含翠会(がんすいかい)展〜長谷川青澄主宰の画塾に集う院展作家たち」が開かれ、10月中旬からは同市出身の和紙作家「斉藤一郎展」を予定している。約260平方mの展示室は、中央に小品などを展示する仕切られた小部屋もあり、ゆっくり鑑賞できる。館長は小林起一さん。 「しっかりとした調査研究を重ね、地道ではあっても本格的な美術館を目指したい」と、学芸員の井端伸介さん。地元小中学生が美術学習の一環で来館することも多い。

 2階の伝統産業会館には、通産省の指定を受けている飯山市の伝統的工芸品「飯山仏壇」と「内山紙」を紹介するコーナーがあり、予約をすれば紙すき体験もできる。

 ミュージアムショップでは、伝統の手すき内山障子紙をはじめ、和紙小物、土産品も多数そろっている。寺めぐりスタンプ・オリエンテーリングで、10個以上スタンプを集めれば、ここで「極楽浄土」のキップがもらえる。

〈入館案内〉

  • 住所/飯山市飯山1436-1
  • 開館時間/AM9:00〜PM5:00(入館はPM4:30まで)
  • 入館料/大人300円、小中学生200円(20人以上の団体料金 大人200円、小中学生100円)
  • 休館日/月曜日(月曜日が祝祭日の場合、翌日休館)、12月29日〜1月3日
  • 観覧料/大人300円、小中学生200円
  • 電話/0269-62-1501