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紀元前からの古い歴史を持つ楽器「ハープ」を、全世界的に網羅して展示するユニークな博物館『紫音(しおん)ハープミュージアム』。
横浜市の坂田一彦さん(61)が、スキーで訪れていた斑尾に別荘を建てた99年から構想、2年前に展示室を増築して準備してきた私設のミュージアム。まだらお高原山の家から、希望湖方面へ歩いて5分ほど、静かな緑の林の中にある。
音色に魅了され世界各地で収集
坂田さんのハープとの出合いは約30年前。本田技研工業株式会社で南米のパラグアイ出張の時、アルパ(スペイン語でハープの意味)の演奏を耳にして「高音の玉を転がすような美しい響き。こんなに奇麗な音が世の中にあるのかと思った」と、すっかり魅了されてしまった。
以来、一昨年に退社するまで、カナダ、スペイン、ブラジル、イギリス、フランスの5カ国、22年間の海外駐在で、仕事の傍らハープの歴史を調べ、資料や楽器を収集してきた。ブラジルに駐在した時は、アルパを習ったこともある。
世界を網羅したハープを展示
展示品は、「ビルマの竪琴」として知られるミャンマーの「サウン」、オーストリアの「チロリアンハープ」、19世紀初頭のフランスの「クラシックコンサートハープ」、中南米の「アルパ」、アフリカの「コーラ」をはじめ、世界各地のハープ約30台。
歴史的なハープ演奏の絵や写真、書籍類、ハーピスト人形、各種ハープの音色が聞けるCDも多数そろっていて、展示された楽器を見ながら楽しめる。また、演奏スペースがあり、コンサートも開催する。
資料や楽器は今後もさらに充実させ、入れ替えて展示していく予定。「全世界を網羅したハープ専門ミュージアムは、おそらく世界初。小さいながらも、芸術文化の振興の一助に。また斑尾の新名所となればうれしい」と坂田さん。

世界各地のハープが展示されているミュージアム
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