中野市片塩の中野市立博物館の常設展示室が5月1日、オープンした。これまでの創造館を4月1日に名称変更し、自然科学関係が主だった展示室を、自然や歴史、文化など、幅広く総合的に紹介。また、「来館者が主役の博物館」をコンセプトに、展示を見るだけでなく、研究や体験ができる参加形式の講座なども開催していく。
展示テーマは「中野市の自然と歴史、文化」。常設展示室は国の天然記念物「十三崖のチョウゲンボウ繁殖地」をはじめ、中野市の地形や動植物、原始時代〜古代、中世、近世、現代までの歴史を解説。概要を解説する大きなパネルと貴重な遺物、標本などを展示するステージほか、展示ケースに付属するパネルは更新しやすい仕組みが特長で、定期的に更新していく。ただ展示物や解説を並べるだけでなく、最新の研究結果やトピックスを盛り込んでいく。(写真右:弥生土器や栗林式土器)
常設展示のほか、子供向けの体験講座「キッズアカデミー」や一般対象の同館学芸員による講座、中野市を深く知り、自然や民俗、歴史など、さまざまなものを学芸員と市民が一緒に調査、研究していく「みんなで研究・市民学芸員」なども計画。「地域に根差した博物館」として、また、来館者が展示を見るだけでなく、大人も子供も参加できる催し物を企画し、実際に触れて「中野市を再発見できる」さまざまな情報を提供していく。

「中野市の自然と歴史、文化」をテーマにした常設展示室
シカ絵土器、姥ヶ沢の土偶−6月中旬まで展示
先に公開された柳沢遺跡出土の「シカ絵土器」は6月14日まで、イギリス・大英博物館に出展されることが決まった姥ケ沢遺跡(大俣)出土の土偶(写真右)も6月中旬ごろまで、同館で展示している。
開館時間は午前9時〜午後5時。観覧料は、常設展示室が一般200円、高校生100円。プラネタリウム(土、日曜日、祝日のみ)が一般400円、高校生200円。中学生以下は無料。火曜休館。問い合わせ:同館TEL0269・22・2005