光る泥団子作りに夢中

岳南左官組合が講習会

北信州ネット

 岳南左官組合(小林睦夫組合長)は4日、中野地域職業訓練センターで技術講習会を開いた。

 毎年、4月9日(漆喰〈シックイ〉)の「左官の日」にちなんで行われている。参加した組合員約30人を前に、午前は篠原孝衆議院議員が「国政について」講演。午後は同組合の青年部が立ち上げた企画で、光る泥団子を作った。続いて建材メーカーから新製品「ホルムアルデヒドを吸収分解するタイプの珪藻土入り石こうプラスター」を使用した塗り壁材が紹介され、使用方法など実践を交えて講習した。

 今回の少し視点を変えた泥団子作りは、子供たちが土壁に親しんでもらおうというもの。最初に見たときは「何、これ?」「光っているけど、大理石なの?」「これが自分でつくれるの?」と、何でできたかは分からない。日本の伝統の土壁を小さな土で出来た団子に置き換え、団子作りを通して興味を持って楽しんでもらう目的。(写真:大理石みたいな光る泥団子)

 泥団子の素材は土壁と同じで、芯はわらが入った荒土で、その周りを中塗り(ケイ砂と麻ツタ)した後、原土(石灰とメトローズ)で塗り、最後に酒の杯を利用して、ていねいに時間をかけて磨く作業をする。一見単純だが、塗り壁作業はお手の物といった組合員も団子作りでは、なかなか団子が光ってこなかったり、思うような色合いにならずにいる光景が見受けられたが、童心に返った明るい表情で大人たちを夢中にさせていた。

 この光る泥団子作りは組合員全員が作り方を覚え、「子供たちに土の素晴らしさを知ってもらい、実感して広がってくれればよい」と、組合では話している。光る泥団子は3年ほど前から全国的に広がりを見せ、同組合は2月から取り組んだ。利用方法はいろいろで、水差しや、半分に割って文鎮にしたり、花瓶、香炉、線香立てなど。


泥団子作りに童心に返る組合員