男衆が力を合わせ
そろいのハッピ姿で気合いの入った男衆が集まり、御柱祭に奉納する「しめ縄」を力を合わせて黙々と仕上げていく。山ノ内町金倉の山口候栄さん宅で、先月29日と30日の夜、金安祭典奉仕会(高木俊志会長・約50人)による巨大なしめ縄作りが行われた。
7年目ごとの行事ということもあり、今ではしめ縄作りの技術を持つ人は数少ないそうだ。金倉の関口恒信さん(78)と山口國光さん(66)を指導者に迎えて、手際の良い作業が進められる中、地区の若手は「この機会に伝統の技を覚えて受け継いでいかなければ」と真剣。作業の傍ら作り方の工程を写真に収め、大先輩の技を間近に見て学んでいた。
しめ縄に使用するワラは、昨年春の田植えの時期に新潟まで行って手配、購入したもの。「最近の稲は丈が短いから地元のワラでは作れない」からだ。このワラをすき、小さく束ねたワラを継ぎ足しながら太い2本によっていく。そこに最後の3本目をねじり入れるのが、1番難しい技と力のいる作業という。2日がかりで約10メートルの立派なしめ縄が完成。5月5日の御柱祭で、湯宮神社に御柱1本とともに奉納される。
同会では3月初めから木遣りの練習を毎晩重ね、3月21日には山出し、4月に入って引き綱作りほか、本番に向けての準備が進んでいる。氏子総代は金倉・山口候栄さん、弥勒・渡辺保夫さん、安代・大硲周さん。